Blurの人気を不動のものに-アルバム「パークライフ」から『Girls & Boys』
週の頭から季節外れの暖かさに包まれた今日この頃、みなさんいかがお過ごしだろうか。どうやら明日は雪が降るという予報が出ているから、体調管理には気をつけるべし。
さてさて、本日はオアシスと並ぶブリットポップバンド「Blur」から一曲ご紹介。恥ずかしながら、僕はブラーの曲をほとんど知らなかった。僕の中でブラーといえば『Song 2』だったのだが、ついこの間まで、それ以外の曲をちゃんと聴いたことがなかった。
music of the millennium
みなさんは、『music of the millennium』というCDをご存知だろうか?これは2001年に発売されたコンピレーションアルバムであるが、世界的にヒットした曲をゴチャっとまとめたような内容のCDである。以前実家に帰省した際に、父親のCDたちの中から適当にPCに取り込んでいたのだ。最近までこのCDの存在をすっかり忘れてしまっていたのだが、この間ふと思い出して聴いてみたのだ。Queenの『We Are The Champions』や、先日ご紹介した『いとしのレイラ』など、聴いたことのある曲もあれば、全然知らない曲も入っていて聴いていてなかなかに楽しかった。僕は基本的にCDは頭から順番に聴いていくのが好きなので、このCDもそうして聴いていたのだが、その8曲目、ブラーの『Girls & Boys』に心奪われてしまったのだ。
『Girls & Boys』で過去最高全英5位を記録
この曲は、ブラーの3枚目のアルバム「パークライフ」の一曲目に収録されている曲だ。1994年に「パークライフ」の先行シングルとして発売され、バンドとして過去最高の全英5位という売上を記録することになる。ブラーはこのアルバムで、その人気を不動のものにする。「パークライフ」はブラー初の全英1位を獲得、その後なんと90週にわたって上位40位に入り続けた。このアルバムはブリット・アワードにてベスト・アルバム賞を受賞し、ブラーは当時イギリスの音楽シーンを席巻していたブリットポップバンドの代表格となった。そんなすさまじいアルバムのオープニングを飾るのが『Girls & Boys』であり、この曲は実にカッコイイ。とにかく、聴いていただくことにしよう。
単調なリズムと繰り返されるメロディだが、それでいて全く飽きることがない。『music of the millennium』を再生中にこの曲を聴いてからは、リピートしてしまってそこから先へ進むことができていない。それくらい僕の心をガシッと掴んだのだ。この曲はリリース前からBBCラジオ1などといった主要ラジオ局にて大量のエアプレイを獲得し、ブラーを欧州全体でのブレイクに導いた。
こんないい曲があるだなんて、誰かもっと早く教えてくれてもいいじゃないかと思ってしまう。とにかく、またしても好きなバンドに出会ってしまったわけだ。そして例によって、僕はこのアルバム「パークライフ」 をポチったのだった。オアシスにハマった時も結局アルバムを全部集めたのだが、今回も同じようになりそうで、お財布が心配である。
それでは今日はこの辺で。また明日お会いしましょう。