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ROCKは衰退した

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ロックは衰退した。本当だろうか。
確かにチャートを賑わすのはアイドルや、耳馴染みの良いPOPな楽曲で、
ROCKと呼べるものはほとんど無いかもしれない。
しかし果たしてロックは本当に衰退してしまったのだろうか。

僕は今日なんとなく「電車男」を思い出した。
実際僕は知らないが、あの頃の2chは今のそれに比べてなんとなくもっと居心地がよく、
あたたかい場所だったような気がした。
それ以前は本当にそこが好きな人のみが集う場所だったからかも知れない。
電車男によって良くも悪くも、2chは一般化された。

すると、今まで居心地よく過ごしていた人達は、
新たな「一般人」の介入によってその環境が変化したと感じただろう。
大して興味もなかった人が大勢覗きに来て、なんとなく2chのしきたりに従って書き込む。
表面的には馴染んで見えても、
それは以前の暖かみを伴ってはいなかったのではないだろうか。

つまり、大衆に晒されたことにより、多くの人が同意し面白い、
楽しいあるいはつまらない、悲しいと感じる書き込みが次々に一般化され、
みんながみんな同じようなスタイルで話すようになった。
以前の2chと比べて、なんとなくつまらなく、
そして冷たく感じてしまうのはこのためだろうと思う。

音楽についても同じじゃないだろうか。
昔は本当にその音が好きな人だけが、そのサウンドを求めていた。
そして素晴らしいロックミュージックがたくさん生まれた。
それはそれは居心地のいい時代だったに違いない。
誰からも何も言われず、好きな音楽に耳を澄ませることができた。

しかしそれは次第に一般化されてくる。
メディアの発展や記憶媒体の進化によって、
音楽は一部のファンのものではもはやなく、大衆に晒されることになる。
すると本来居心地の良いはずだった領域が、
次第に一般化され、先に述べたようなことが起こるのだ。

大衆に受け入れられる、耳馴染みの良い音。
誰もが素敵と思う美男美女が歌う音楽。こういった音が広く普及してしまう。
つまり音楽が一般化されてしまうのだ。みんなのものであり、
そして誰のものでもない音楽が巷に溢れることになる。
これはどうしようもない、自然な流れなのかもしれない。

こう考えると、ロックが衰退したというのは
少し見当違いではないかという気がしてくる。
ロックミュージックは依然としてそこに存在するのだ。
ただ、大衆音楽がそれを隠してしまっているだけなのだ。
街の灯りが星を隠してしまうように。

僕らはそれを探さなくてはならない。
そして覚えておかなくてはならない。
どんなに夜が明るくなろうと、空には星があり、瞬いているということを。
僕らが本当に好きな音は、僕らに見つけられるのを待っている。
僕は街に流れるくだらない音楽に耳を塞ぎ、明日も自分の音を探し続けるつもりだ。

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